ねがい – ハルちゃん

あなたが出所の時にはもう生きていないよと 悲しそうに母はそう言った そうかもしれない 母の年齢を考えればそれかが自然だ しかし今この面会所で 私が母に出来る事 大丈夫必ず会えるからあと少しだけ待ってて 願いは叶うと信じたい 人の想いは不滅だと思いたい

作品タイトル

ねがい

作者

ハルちゃん

作品本文

あなたが出所の時にはもう生きていないよと
悲しそうに母はそう言った
そうかもしれない
母の年齢を考えればそれかが自然だ
しかし今この面会所で
私が母に出来る事
大丈夫必ず会えるからあと少しだけ待ってて
願いは叶うと信じたい
人の想いは不滅だと思いたい

作品ジャンル

展示年

2023

応募部門

自由作品部門

作品説明

実際にあった、私の千葉刑務所での面会所での出来事から詩を書きました。私は無期懲役刑で千葉刑務所に受刑中の身ですが終わりのない先の見えない刑の中、実母との面会でこんな事を言ってきた母は、日に日に弱っていく自分に息子の仮釈放まで生きている自信が無くなったのだと思います。私に出来る事は悲観的な事では無く前向きな元気を与える事、笑顔を送る事だと思っているので、それを詩にしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です