展示会情報
刑務所アート展 vol.2
「刑務所アート展」は、全国各地の刑務所に服役する受刑者からアート作品を募集して展覧会をひらき、審査員および展示会場やWebギャラリーで作品を観た人のコメントを、応募した受刑者に返すことで、「壁」で隔てられた刑務所の内と外の交流をつくりだすプロジェクトです。
本展は、昨年はじめて開催した刑務所アート展の第2回目の展示会です。詩や短歌、俳句、川柳、絵画、マンガ、書、エッセイ、小説などの作品が集まっており、応募された作品のすべてを展示します。
壁の向こうの見えない場所から届くさまざまな表現を介して、そこにいる人々や刑務所という場所について想像を巡らし、この社会と刑務所の関わりや回復について向き合いたいと考えています。
主催:Prison Arts Connections
共催:NPO法人マザーハウス、NPO法人CrimeInfo
助成:LUSH チャリティバンク
場所
BUoY
https://buoy.or.jp/
〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11
アクセス:東京メトロ千代田線・日比谷/JR常磐線/東武スカイツリーライン「北千住」駅出口1より徒歩6分、西口より徒歩8分
日時
2024/03/22(金)〜30(土)
11:00〜19:00
入場料・期間内イベント参加費 無料
イベント
3/23(土)17:00~19:00
オープニング・トーク
3/29(金)15:30~17:30と18:30~20:30の2回
哲学対話×刑務所アート「かべ」のてざわり
作品を鑑賞して感じたこと、考えたことを共有し、対話します。
各回12名〜15名、事前申込制です。
3/30(土)17:00~19:00
クロージング・トーク
車椅子ユーザーの方へ
ご来場いただく際には、事前に以下のメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
info.prisonartsconnections@gmail.com
今回の展示会場にエレベーターが設置されていないため、ご来場・ご鑑賞の方法をご相談させてください。
具体的には、以下のような方法を想定しております。
・ご本人さま・介助者さま指示のもと、階段昇降・車椅子運搬
・Webカメラや分身ロボット等を活用してのリモート鑑賞
・会期外での個別対応(日時・場所を別途ご相談)
作品を楽しんでいただけるよう、可能な限りのサポートをできればと思います。
詳しくはメールでご相談させてください。お手数をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
その他、展示会場・作品へのアクセシビリティに関しては以下のページをご覧ください。
私たちの活動
「壁」を越え、「はじまり」をつくり続ける
Prison Arts Connectionsは、「刑務所アート展」の企画・運営を中心に、刑務所の内と外、被害と加害を越えた対話と回復の契機を生み出す活動に取り組んでいます。
受刑者とはどのような人々なのか、罪を犯した経験から立ち直る、更生する、回復するとはどういうことなのか、そこにどのような表現がありうるのか。
そして、社会はその回復や表現にどう向き合うのか。
受刑者やその家族、犯罪被害にあった人やその家族など、さまざまな人々と対話を重ね、誰もが加害者にも被害者にもなりうることを想像しながら、さらなる暴力を生まない、共に生きていく道を、表現を介して考えていきたいと思います。