作品タイトル
言うと伝える
作者
蒼
作品本文
水に戻ると書いて涙なのに
涙が出ても何も戻らない
人の為と書いて偽りなのに
他人の為に動けと言われる
情けは人のためならずは
昔は他人のためではなく
自分のためになるから
人に情けをかけなさいと使った
今は人のためにならないから
情けをかけるなだろうか
あなたはどう使うのだろうか
私はどう使うのだろうか
愛が大切とは言っても
その人を理解しないと伝わらない
理解しても全ては伝わらないのに
理解者ではない人から来る愛を
受け取れない方が悪いのか
理解しようとせずに
愛を渡すことができるのか
人は言葉があるのに
他の動物より伝えるのが下手だと思う
言葉があるからこそ
下手になってしまったのだろうか
誰かが言った
様々な孤独があるけれど
理解されない孤独が一番辛い
言うことが簡単になっているのに
伝えるのは しくなっていく
作品ジャンル
詩
展示年
2024
応募部門
課題作品部門
作品説明
「詩は自由」の言葉を信じて、私のノートや心からまとめてみました。私はこれから判決ですが、裁判でも、どれだけ供述しても、どれだけ伝わっているのか、と不安になります。検察には立場上もあり、伝えた事柄を否定されます。でも、それが今の日常です。沈黙は金が正しいのかも、とさみしく思っています。