作品タイトル
嘘
作者
らんぱぱ
作品本文
私はアクリル板越しに
たくさんの嘘を吐く。
幼い娘は、私と会えないのは
仕事のせいだと思っている。
ぱぱの仕事見たいな、と
娘は健気に笑いかける。
私の心は嘘と同時に傷つくが、
この時間だけは至福のひととき。
いつか本当の仕事を見せてあげたい。
作品ジャンル
詩
展示年
2023
応募部門
課題作品部門
作品説明
アイデアは実際の体験から湧きました。これはいつも私が面会の度に感じていることですが、幼い娘がこんな私にも興味を持って笑いかけてくれることが心の支えとなっていることを描いたものです。イエスが子どものような心でなければ天の国に入れないと言われた意味も娘の純真さから感じることができました。