作品タイトル
わたしの生きた時間
作者
パレタ・レイ
作品本文
私のお願いは、キングコングの西野亮廣さんに私が主人公の絵本を書いてもらいたいです。
私は幼少の頃から両親の暴力を受けて育ち、自分の夢を、存在自体を否定されて生きてきました。
そんな中、私が取った行動は暴力には暴力で対抗するという生き方でした。
同じ様な仲間達と一緒にありとあらゆる悪事に手を染めて、「これが俺の生き方なんだ」と肩で風を切って歩いてきました。その結果、私は多くの人達を不幸にし、16年もの長期受刑を余儀なくされ、最愛の家族も失いました。
そんな失意と絶望の中、私は西野さんの著書 「夢と金」に出逢い、とても感動しました。その本の中で西野さんは世の中の無知なドリームキラー達を痛烈に批判していて、私はその共感と感動のままに西野さんに宛てて手紙を書きました。そして数ヶ月たったある日、西野さんの担当編集者の方から一通の手紙が届きました。中を確認すると、西野さんが私の手紙にとても胸を打たれて感動してくれていたこと、私の手紙を西野さんの主宰するサロンで紹介したいとのことが書いてありました。私はこの手紙を読んでとても嬉しく思い、西野さんとお会いして話しをして、今までの自分の人生が幸せなものになるような絵本を書いてもらえたらなんて幸せなのだろうと思っていました。
そんな中、この「お願い」の募集が来て、私はキセキが起きたのだと思いました。だから、もし私の願いを叶えてもらえるのなら、私は西野さんに絵本を書いてもらいたいのです。
元暴走族の父からの暴力や抑圧、母へのDV、自身の少年院送致、彼女が私の敵対するグループにレイプされ、その直後に長女の妊娠が判明して葛藤に陥ったこと、その後の自身1度めの、逮捕、妻の不倫と妊娠、そして2度めの逮捕で長期受刑。ざっと書いただけでも本当に色々なことがありました。
どこから人生のあゆみ方を間違えてしまったのかなんてわかりませんが、せめて、「こんなストーリーもあったのかも」と思えるような絵本を西野さんに書いてもらえたら私は幸せです。
どうか何卒、宜しくお願いします。
作品ジャンル
お願い
展示年
2025
応募部門
テーマ部門②「お願い」
作品説明
私自身の壮絶ともいえる今までの人生に、尊敬する西野亮廣さんの手で「意味」を与えて欲しいと思い、自分が主人公の絵本を書いてもらいたいとお願いしました。
プペルが自分を信じ続けたように、私もこの願いが叶うことを信じています。