カメレオン – 府中刑務所 機能向上訓練作品

緑色の三角パーツを鱗のように積み上げた立体折り紙のカメレオン。体を丸め、四本の脚と巻いた尾をもち、口から赤く細長い舌を伸ばす。腹部は白い。

作品タイトル

カメレオン

作者

府中刑務所 機能向上訓練作品

作品ジャンル

ブロック折り紙

展示年

2026

応募部門

府中刑務所アート展2026

作品説明

本作は、府中刑務所で行われている「機能向上訓練(機能向上作業)」のなかで制作された、ブロック折り紙の立体作品です。
機能向上訓練は令和2年(2020年)度に始まった取り組みで、高齢であったり、心身の状態や障害などにより、木工や金属加工といった一般的な刑務作業に取り組むことが難しい人を対象に、作業療法士の専門的な評価・助言のもとで、身体機能や認知機能の維持・向上を図りながら、段階的により大きな集団での活動や一般作業へ移行していくことを目指すものです。府中刑務所では、当初は高齢の方や指先の細かな作業が苦手な方を対象としていましたが、現在では、居室から出づらい方、情緒が不安定になりやすい方、言葉でのやりとりが難しい外国籍の方などへと対象が広がっています。
ブロック折り紙は、小さく折った多数のパーツを差し込みながら組み上げて立体をかたちづくる技法です。手を動かし作業に没頭する時間は心を落ち着かせ、言葉が通じにくい人にとっても、つくることそのものが表現やコミュニケーションの手立てになります。ここに並ぶ動物や生きものたちは、そうした日々の訓練の積み重ねから生まれました。
※本作品群は応募者ご本人による紹介文がないため、府中刑務所での制作背景をふまえ、運営(Prison Arts Connections)が紹介文を作成しています。作品は府中刑務所から一括でお預かりし、会期終了後に返却しました。

【この作品について】
体を丸め、口から長い舌をのばしたカメレオン。緑の鱗のようなパーツの重なりが、ゆっくりと歩む生きものの質感を生んでいます。

Masaru Goto / Reminders Project

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