作品タイトル
流れ星~勇者になりたくて~
作者
音世愛斗
作品本文
昨日見た流れ星 なんだかふと思った
きっとあの「す~っ」と流れるのは
どこかで誰かが泣いている「しるし」なんじゃないかな
願い事ってのはその誰かの心を
埋める おまじないなのかも知れない
だから君が落ち込んでたら 僕は強く 強く星に願うよ
※遠い街の夜空の下で 無数の星を眺める君
時には厚い雲に隠れるけれど
それでも必死に星を探す君
何を想い何を望み 今夜も星を見上げてますか
そのほほに 一筋の流れ星
明日もし晴れたら あの場所へ行ってみよう
誰にも知られないように
そして僕は戦う 流れ星を守るために
だってそれは君が流した涙だから
君の心の必死な叫びだから
そうすればあさってはきっと 素敵な星空が輝くだろう
小さな勇者に憧れて 小さな星に願いを込める
そうしていつの間に大人になった僕は
少しだけ強くなった気がする
この夜空の下 どこかで僕の心を守ってくれていた
大切な人がいたからだね
※
作品ジャンル
詩
展示年
2023
応募部門
自由作品部門
作品説明
夜空を見ていたら、何だか泣けてきました。
次の日も夜空を見たら、星があり、その時に涙=流れ星が思い浮かびました。
大切な人達が流す涙、それは、一生懸命生きている証。それを守りたいと思い、書きました。