除夜の鐘 – 健樹

除夜の鐘鳴りて近付く娑婆と死と
作品タイトル

除夜の鐘

作者

健樹

作品本文

除夜の鐘 鳴りて近付く 娑婆と死と

作品ジャンル

俳句

展示年

2023

応募部門

課題作品部門「私の大切な時間」

作品説明

私たち受刑者は時間が進むことに対してポジティブに捉えがちですが、「時間が進む」ということは「社会復帰が近づく」のと全く同じ分だけ、死にも近付いてしまうのだということを自覚しなければいけないと考えます。そう自覚すると、例え受刑中であっても、それらの時間に無駄なものなど何ひとつなく、自分の心ひとつで限りなく有意義なものに出来ます。誰一人の例外もなく、全ての人にとって”時間”は有限であり、だからこそ大切なのだ…ということを最近よく考えるようになったので、共有したく詠みました。

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