作品タイトル
受刑中に感じた事
作者
蟹牡丹
作品本文
白熱の 高校球児 夢の跡 晩夏を告げる サイレン響く
天の川 夢の続きの 道標 今宵も会えぬ 愛しい君へ
我が罪を 許せと願う 流星に 答えるごとし 星またたきて
作品ジャンル
短歌
展示年
2025
応募部門
自由作品部門
作品説明
夏になるとテレビで高校野球が流れており球児の姿を見るだけで目頭が熱くなり、今まで積み重ねてもたもの全てをぶつけ合い、戦う姿や勝ち負けどちらでも礼節がしっかりしていてキレイな涙を流しながら土を持ち帰る姿を見た時に浮かびました。
七夕の日に年に一度だけ会う事を許された織姫様と彦星様がずっとくもりや雨で会う事が出来ず、それでも互いに想い、夢の中で会い気持ちを高ぶらせて、焦れったくて ほろ苦い、そんな二人の気持ちを考えた時に浮かびました。
自分自身が人生の中で犯してきた全ての罪や被害者の事を考え、家族を始めとする多くの人達の支えや多くの傷や気持ちと本気で向き合って、それら一つ一つの気持ちに初めて気付き、後悔と自己嫌悪と反省の気持ちが複雑にまざり合い、眠れない夜にトイレに座わり窓の外の夜空に赦しをこうてる時に流れ星が流れ、答えてくれている気がしてその時の気持ちを書きました。
私の作品をお読みいただきありがとうございました。
皆様からの感想を心よりお待ちしております。