時の流れ – 風見鶏

無期囚として受刑生活へ入る時、1人前に絶望というものを感じました。友人・知人とは、全く連絡の連絡のとれない時代で、様々なものを失い、人生が終わったとも思いました。当時は、無期刑も、20年以内に仮釈放されていた時代ですが、身勝手で反省も無い私は失われる年数ばかりが重くのしかかっていました。そして、無期刑がどんどん長期化されてい、本当に、浦島太郎となって行く状態に伴わせて、向き囚の60%以上が、獄死して行く厳しい現実の中でも、前を向いて生きるには、生き方を変えないといけないと思い、そこから、何度も失敗をしていきます。何しろ、まともに反省をしたことも無く。そんな人間が、生き方を変えるというのは、どうすればいいかすらわからないことばかりでした。失敗から学ぶこともあり、キリスト教のボランティアの方との交流や励ましもあり、一歩一歩、前へ進められるようにもなりました。長年の受刑生活で、感情のコントロールもできるようになると、

余裕も生まれ、自分を見つめ直したり、これからどうすべいきか、どう生きるべきかとも考えられるようになりました。時間は、すべての人に与えられた平等のものと言われた人がいます。ガザなどてを見ても、いのちの危険の中にいる人と、私とは絶対に違うと思います。水や食べることすら大変な人と、私は違うと思います。人によって、時の与えられた状況に違いがあります。受刑者は、人権後進国と言われて国ですが、近くの国に較べれば、いのちの危険はありません。しかも、衣・食・住にも一応困りません。そして、心の中、頭の中は自由でいられます。この自由な部分を大切にするだけで、世界が少し変わります。受刑者の中にも、資格習得のために勉強する人、絵を作成したり、短歌や俳句を作ったり呆け防止、体力のために運動したり、自己研鑽される人、様々にいます。

制限は沢山ありますが、工夫すれば色んなことができます。 長期刑と短期刑の一年は、その人により感覚が違うと思います。ただぼーと過ごすよりは、この唯一自由なものを大切に生きることを選択しました。失敗しても、無知・無学・世間知らずのままでは、同じ失敗を繰り返したり、どこかで嫌になったりして、あきらめたり手を抜く、逃げの人生になります。失敗が次の課題を見つけることになり、そこからステップアップするくふうものなります。1つ1つクリアすると、自分の変化に気がつきます。無期刑はオイルことをうんざりするかか。生きることへのモチベーションを、どんどん下げるか。本人の選択する自由はありますが、この中へなぜ入っているか?無期刑や有罪になったことの意味と、その責任を無視してはまずいと思います。 兇悪犯・犯罪者として生まれた者は、1人もいません。結果は、刑務所に入ってしまったとしても、

作品タイトル

時の流れ

作者

風見鶏

作品本文

無期囚として受刑生活へ入る時、1人前に絶望というものを感じました。友人・知人とは、全く連絡の連絡のとれない時代で、様々なものを失い、人生が終わったとも思いました。当時は、無期刑も、20年以内に仮釈放されていた時代ですが、身勝手で反省も無い私は失われる年数ばかりが重くのしかかっていました。そして、無期刑がどんどん長期化されてい、本当に、浦島太郎となって行く状態に伴わせて、向き囚の60%以上が、獄死して行く厳しい現実の中でも、前を向いて生きるには、生き方を変えないといけないと思い、そこから、何度も失敗をしていきます。何しろ、まともに反省をしたことも無く。そんな人間が、生き方を変えるというのは、どうすればいいかすらわからないことばかりでした。失敗から学ぶこともあり、キリスト教のボランティアの方との交流や励ましもあり、一歩一歩、前へ進められるようにもなりました。長年の受刑生活で、感情のコントロールもできるようになると、余裕も生まれ、自分を見つめ直したり、これからどうすべいきか、どう生きるべきかとも考えられるようになりました。時間は、すべての人に与えられた平等のものと言われた人がいます。ガザなどてを見ても、いのちの危険の中にいる人と、私とは絶対に違うと思います。水や食べることすら大変な人と、私は違うと思います。人によって、時の与えられた状況に違いがあります。受刑者は、人権後進国と言われて国ですが、近くの国に較べれば、いのちの危険はありません。しかも、衣・食・住にも一応困りません。そして、心の中、頭の中は自由でいられます。この自由な部分を大切にするだけで、世界が少し変わります。受刑者の中にも、資格習得のために勉強する人、絵を作成したり、短歌や俳句を作ったり呆け防止、体力のために運動したり、自己研鑽される人、様々にいます。
制限は沢山ありますが、工夫すれば色んなことができます。
長期刑と短期刑の一年は、その人により感覚が違うと思います。ただぼーと過ごすよりは、この唯一自由なものを大切に生きることを選択しました。失敗しても、無知・無学・世間知らずのままでは、同じ失敗を繰り返したり、どこかで嫌になったりして、あきらめたり手を抜く、逃げの人生になります。失敗が次の課題を見つけることになり、そこからステップアップするくふうものなります。1つ1つクリアすると、自分の変化に気がつきます。無期刑はオイルことをうんざりするかか。生きることへのモチベーションを、どんどん下げるか。本人の選択する自由はありますが、この中へなぜ入っているか?無期刑や有罪になったことの意味と、その責任を無視してはまずいと思います。
兇悪犯・犯罪者として生まれた者は、1人もいません。結果は、刑務所に入ってしまったとしても、そこで気がついて、生き方を変えれば、次の人生があります。カタギの人と、比較しても仕方ありません。
自分にできることをやり続け、その先に何があるか。これは、気がついたらやる。失敗にくじけずに、やり続ける。失敗したら、繰り返さないためにも、くじけないためんも。無知・無学の面を、楽しく努力して解決へつなげれば、必ず一歩前へ進めます。
獄死の60%以上が、60才以上の人です。ならば、その大切な時を、大切に私語すのが自分のためになります。あとは、時の流れに逆らわず、運命にまかせましょう。
一日の苦労は、一日で終わらせ、
明日の事は、明日考えましょう。
ストレスもそこから、改善されます。
時の過ごし方は、心の中だけは自由なのです。あと、健康もとても大切です。心と健康は、ワンセットです。そこに、人への感謝があれば、尚最高な1日になります。
頑張ることも、時々休むことも、大切です。
自分を大切に生きることは、そこにあります。

作品ジャンル

エッセイ

展示年

2024

応募部門

課題作品部門

作品説明

地球上の生物に支えられた。平等は、時間の過ぎてゆくことです。貧困・差別・生・死の場所は、人や生き物によって、大きく違いますが、過ぎて行く時だけは、全てに平等です。そこに、どんな思いでいるかを書きました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です