第2回「刑務所アート展」を3月22日~30日、北千住のギャラリー「BUoY(ブイ)」で開催します。
刑務所は社会から隔絶された「見えない」場所です。本展では、受刑者から募集した詩や短歌、エッセイや絵画といった文芸作品を展示します。会場で作品を見た人や、事前に行われた審査会での審査員のコメントを、応募した受刑者に返すことで、刑務所の内と外との交流をつくりだします。
このことが受刑者にとって社会とのつながりを感じる契機となり、塀の外にいる私たちにとっても、刑務所やそこに生きる人々について想像を巡らす機会になると私たちは考えています。
本展は、昨年に初の開催となった刑務所アート展の第2回目の開催となります。詩や短歌、俳句、川柳、絵画、マンガ、書、エッセイ、小説などの作品が集まっており、応募された作品のすべてを展示します。
受刑者とはどのような人々なのか、罪を犯した経験から立ち直る、更生する、回復するとはどういうことなのか、そこにどのような表現がありうるのか。そして、社会はその回復や表現にどう向き合うのか。
芸術の専門家だけでなく、犯罪被害・加害の当事者やその家族、その支援者の方々など、この社会に共に生きるさまざまな人々がこの表現に向き合い、応答し、刑務所の内と外との交流の回路をひらきたいと思います。
主催:Prison Arts Connections
共催:NPO法人マザーハウス、NPO法人CrimeInfo
助成:LUSH チャリティバンク
設営協力:弓指寛治、玉置真、渡邉元貴
場所
BUoY
〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11
アクセス:東京メトロ千代田線・日比谷/JR常磐線/東武スカイツリーライン「北千住」駅出口1より徒歩6分、西口より徒歩8分
日時
2024/03/22(金)〜30(土)
11:00〜19:00
イベント
3/23(土)17:00~19:00
オープニング・トーク
3/29(金)15:30~17:30と18:30~20:30の2回
哲学対話×刑務所アート「かべ」のてざわり
UTCP*とのコラボ企画です。作品を鑑賞して感じたこと、考えたことを共有し、対話します。
各回12名〜15名、事前申込制です。
*UTCP:University of Tokyo Center for Philosophy 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター
ゲスト:ライラ・カセムさん(デザイナー・大学教員)
3/30(土)17:00~19:00
クロージング・トーク
入場料・イベント参加費
無料
車椅子ユーザーの方へ
ご来場いただく際には、事前に以下のメールアドレスにご連絡いただけますと幸いです。
info.prisonartsconnections@gmail.com
今回の展示会場にエレベーターが設置されていないため、ご来場・ご鑑賞の方法をご相談させてください。
具体的には、以下のような方法を想定しております。
・ご本人さま・介助者さま指示のもと、階段昇降・車椅子運搬
・Webカメラや分身ロボット等を活用してのリモート鑑賞
・会期外での個別対応(日時・場所を別途ご相談)
作品を楽しんでいただけるよう、可能な限りのサポートをできればと思います。
詳しくはメールでご相談させてください。お手数をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
その他、会場・作品へのアクセシビリティに関するご案内は以下の記事をご確認ください。
展示会場・作品へのアクセシビリティについて(第2回刑務所アート展)