塀の内と外の対話を促すために-第3回刑務所アート展の募集テーマ企画会議を開催

イベント「『第3回刑務所アート展』公開企画会議」を8月10日、オンライン(Zoom)で開催しました。

これまでに開催した第1回、第2回の刑務所アート展の活動を振り返り、それを踏まえた上で、来年5月に予定している「第3回刑務所アート展」では、どのような企画を実施していくのが良いか、どのような作品募集をすれば、塀の内と外の対話がより生まれていくのか。参加者のみなさんと共に考えました。

今回の公開企画会議では、運営メンバーの風間勇助・鈴木悠平・黒木萌の3人が企画を持ち寄りました。

たった一人の「あなた」に宛てた匿名の手紙の募集、理想の「メシ」を表現する食の企画、自らのイメージを捉え直す「自画像」の募集、壁の向こうにいる人に「お願い」したいこと、こだま(山びこ)に着想を得た作品の募集などメンバーそれぞれのアイデアをもとに、イベントに参加いただいたみなさんと対話しました。

第3回刑務所アート展の作品募集に向けて、PACが大事にしているのは、応募者のより自由な表現をいかに可能にするか、という点です。

日本の刑務所は特に制約が多く、塀の外にいる私たちにとっても、不自由さやコミュニケーションの壁を感じることが多くありますが、そのような環境だからこそ、アートの持つイマジネーションの力を信じることに、意味があるのだと思っています。

来年5月の「第3回刑務所アート展」開催に向けて、10月には作品募集をスタートできるよう、準備を進めております。みなさまからのご意見、アイデアなどありましたら、お待ちしております。

 

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