死生観 – ハルちゃん

作品タイトル

死生観

作者

ハルちゃん

作品本文

人は生きてきたように死んでいく
言い換えれば
人は生きてきたようにしか死ねない
よき死を迎えるためには
よき生を生きなければならない
死を考えることは
生を考えることに他ならない
人生にどんな意味があったか
たった一つでも見つかれば十分幸せ
モノやお金「一人称の幸せ」はいらない
最後のとき見上げ信じ自分の魂をゆだね
生まれてきたこと
それまで生かされてきたことに
感謝して眠りにつきたい
「ありがとう」
そう。この言葉で

朗読音声

朗読:櫨山 哲明 (テオヘイズ)(西宮)

作品ジャンル

展示年

2024

応募部門

自由作品部門

作品説明

私は刑務所生活をもう20年以上も拘禁されたこの生活をしています。長くこんな生活をしていると自分の「生」と「死」を深く考えるようになりました。自分の死について自分の為に自分勝手な生き方をしたくない。私の場合、刑務所に来るような大罪を犯したので尚の事人のために何かできることはないかと模索する生き方を選びたいとの想いから生まれた詩です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です