『建築ジャーナル』10月号に刑務所アート展の作品が紹介されました!

『建築ジャーナル』2026年10月号に刑務所アート展の作品がカラー掲載されたページ

雑誌『建築ジャーナル』の2026年10月号にて特集「刑務所と建築」が組まれました。その中で、刑務所アート展の作品4点がカラー掲載されました。PAC共同代表・風間による「アートを通して刑務所を見る、壁を越えたかかわりを生み出す」や、PACのイベントでもお馴染みの岩崎風水さんたちによる座談会「希望と主体性を取り戻すということ 元受刑者に聞く、刑務所と社会復帰」も収録されています。

この特集が組まれた背景として、今年4月に奈良監獄ミュージアムがオープンし、刑務所という建築に注目が集まったことがあげられます。PACも奈良監獄ミュージムにて展示をさせてもらっていますが、このミュージアムあるいは奈良監獄の関係者たちによる論考も注目です。

特集「刑務所と建築」の中表紙

また、「建築」の雑誌ではありながら、その内容は建築に限りません。PACのオンラインイベントでも登壇してくださった森久智江さんによる「司法と福祉の連携 修復的司法を考える」、丸山泰弘さんによる「懲役と禁錮から「拘禁刑」へ その背景と課題について」といった専門家による論考もあります。第一線の研究者から、市民活動に長年取り組んでこられた方々など、さまざまな角度から特集が組まれていますので、この機会にぜひご購入ください。これまでになかった特集かもしれません。

全国の少し大きめの書店の建築コーナーか、オンラインからもご購入いただけます。

『建築ジャーナル』特集 刑務所と建築

懲らしめから更生へ。2025年6月の刑法改正により、刑務所のありかたが大きく変わりつつある。一方で奈良監獄を活用した、ホテル・ミュージアムが話題となり、近代化遺産としての刑務所も注目されている。刑務所に目を凝らすと、わが国の近代化の歴史や、日本社会における人権への意識、課題が浮かび上がってくる。さまざまな角度から刑事司法制度と刑務所について考える。

監獄とミュージアム

  • 文化財を残す、その先へ 旧奈良監獄保存活用事業における取り組みと奈良監獄ミュージアムの展望│石井芳明 10
  • 奈良監獄ミュージアムが伝える 監獄の歴史と現在│中島 学 14
  • 「煉瓦美」がもたらしたもの 奈良少年刑務所の記憶│寮 美千子 16
  • 博物館網走監獄の沿革と移築保存・公開の意義│角 幸博 18

座談会

  • 希望と主体性を取り戻すということ 元受刑者に聞く、刑務所と社会復帰│岩崎風水+クマ(オブザーバー=風間勇助) 20

刑務所から社会が見える

  • 近代自由刑の起源 懲治場から、拘禁の時代へ│石塚伸一 26
  • 懲役と禁錮から「拘禁刑」へ その背景と課題について│丸山泰弘 28
  • アートを通して刑務所を見る、壁を越えたかかわりを生み出す│風間勇助 30
  • 刑務所に新鮮な回路を巡らせる「間」と「場」 リフレクティング・ルームとリフレクティング・カフェ│矢原隆行 32
  • 『刑務所の風景』は変わったか 治安の砦から包摂の砦へ│浜井浩一 34
  • 司法と福祉の連携 修復的司法を考える│森久智江 36

刑事司法と市民活動

  • 刑事拘禁制度を根源から考える 知識を力に、制度の「岩盤」に向き合う│田鎖麻衣子 38
  • 刑事拘禁施設における人権と死刑廃止│塩田祐子 40
  • 被害者の声は加害者に届くか 矯正段階における被害者等の心情等伝達制度の意義と課題│片山徒有 42

刑務所で生きる人とその後を考える映画

  • 自己責任社会が掘る墓穴 映画『過去負う者』│舩橋 淳 44
  • 『ミックスモダン』からの問いかけ 社会は再出発を受け入れられるか│藤原稔三 46

『建築ジャーナル』2026年10月号「特集 刑務所と建築」の表紙

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