地獄太夫 – SID

黒のボールペンで緻密に描かれたモノクロ画。中央に打掛をまとい佇む花魁「地獄太夫」。周囲を無数の髑髏や蛇、うねる炎が囲み、右手には大きな燭台(ろうそく)が立つ。全体に黒が濃く、油の燃える薄明かりのような世界を描く。

作品タイトル

地獄太夫

作者

SID

作品ジャンル

絵画

展示年

2026

応募部門

府中刑務所アート展2026

作品説明

私は浮世絵が好きで、その中に江戸時代に実在したという吉原遊女花魁に地獄太夫が何人かの絵師によって描かれている。その地獄太夫はどれも、髑髏に囲まれ佇むというものである。これを、私はボールペン一本で表現したいと思い地獄太夫を私なりに描いてみました。油の燃える薄明りの中に、大蛇が這いまわり、一人佇む地獄太夫という図を考えました。

【運営より補足】
府中刑務所には、1947年の創刊以来いまも刊行されている『富士見』という所内の文芸誌があります。俳句や短歌、詩や随筆などが掲載されるこの雑誌では、表紙を飾るイラストも所内から募られています。本作は、『富士見』表紙絵の応募作品であり、作者のご了承のもと、本展の応募作品としてもご提供いただきました。

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