過ぎ来(こ)し 刑庭(にわ)を濡らす 雨古木(ふるき)の 桜瑞々と咲く-心の雫

三十年過ぎ来(こ)し刑庭(にわ)を濡らす雨古木(ふるき)の桜瑞々と咲く

作品タイトル

過ぎ来(こ)し 刑庭(にわ)を濡らす

雨古木(ふるき)の 桜瑞々と咲く

作者

心の雫

作品本文

三十年

過ぎ来(こ)し 刑庭(にわ)を濡らす

雨古木(ふるき)の 桜瑞々と咲く

作品ジャンル

短歌

展示年

2025

応募部門

自由作品部門

作品説明

施設に入り三十年が過ぎました。壮木だった桜も老いて古木となっています。その桜に春の細やかな雨が降り注ぎしっとりと咲かせています"古木"とは私自身であり"濡らす雨"とは周囲からの温かい心差しを放言しています。一人では生きていけない自分に多くの人の慈雨が私を新しく咲かせている情景を詠みました。 感謝の気持ちが伝わればいいなと思っています。

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