作品タイトル
トークルーム
作者
二日市人
作品本文
トークルーム
〇月△日(月)
▢▢さんが入室しました
☓☓さんが入室しました
▢▢さん「なあ、聞いていいか?どうしていつも全身緑色の服なんだ?」二日市人「受刑者ですから」
▢▢さん「お前いつも誰かに「ヨシ」って言われる迄、行動しないよな。犬なの?」二日市人「受刑者ですから」
☓☓さん「ねえ、薬を飲む時に口を開けて中を見せてくるの止めてくれない?」二日市人「受刑者ですから」
☓☓さん「どうしていつも同じ場所を取ったり使ったり、同一のパターンやルーティン、動きにこだわるの?どこだってどうだって良くない?」二日市人「受刑者ですから」
▢▢さん「お前んち塀の高さが十メートルくらいあるってマジ?」二日市人「受刑者ですから」
☓☓さん「え!?時給2ケタ円ってどーゆーこと?どこで働いてるの?作業報契金ってお給料ってことだよね?」二日市人「受刑者ですから」
▢▢さん「おい、平日の6:50と16:50、それから土日祝日の7:40と16:50」によく分かんねえ数字叫ぶなよ。ビックリするだろ」二日市人「受刑者ですから」
☓☓さん「どうして自分の部屋から出たら前の壁に向かって立つの?至近距離で壁見つめて楽しい?」二日市人「受刑者ですから」
☓☓さん「あ、落ちまーす、乙でーす」
☓☓さんが退室しました
▢▢さんが退室しました
作品ジャンル
その他
展示年
2025
応募部門
自由作品部門
作品説明
・受刑者のあるあると同一のレスポンスとLINE風の表現でQ&Aっぽく、コミカル・シュールになる様描いてみました。レイアウト等のディティールがおかしいのは、それだけ世界と離されている期間が長いからと思って下さい。
・よくあるトークルームっぽく感じてもらえれてれば嬉しいです。