作品タイトル
あなたへ
作者
夢うつつ
作品本文
2人が出逢った事に、もしも何かの意味があるならそれを探す旅を二人でずっとしていきたかった…。
こんなに辛く苦しい日々はもう少しだと自分に言い聞かせて痛みを伴う感情があなたがどれだけ胸を占めていたか伝えてきます。
現実を受け入れる事が第一歩なのかも知れないけど、それなら俺は半分夢を見ながら生きていきたい。
心は、どこへ行くあても無く…。
あなたの元に行きたいのに行けないから、
今日も夢で会える事を願って眠る。
会えた夜はHAPPYだけど、その反面、明けて朝は現実にBADに落ちる。朝何てこなければ良いのに…。と思っている日々にそろそろ"サヨナラ"をしようと思う。
あなたが遺してくれた"宝もの"を守る為に!!
いつまでも幻に縋ってただ生きていくより、
あなたとの"宝もの"を大きく育てる為に必死に歩いていきます。
いつ逝くか分からないけど、しわくちゃのあなたを必ず見つけます。そして左目を少しかすめて、こう言って下さい。
「寂しくなんかなかったよ。ここも案外楽しいよ」と。そしたら、俺もこう返します。左手の親指で小物の爪を弾きながら…。
「俺も、もう少し生きていたかったよ」と、
そして今日も又、
夢で逢える事を願って眠る。
今、あなたに愛たい。
ただあなたに逢いたい・・・。
夢うつつ
作品ジャンル
手紙
展示年
2025
応募部門
テーマ部門①「あなたへ」
作品説明
私は普段、手紙のような柄ではないので、このような感情を口に出す事はありません。
ですが、人一倍に繊細なところもあり、一人写真を見返したりして悲しくも幸せな感傷に浸っています。刑務所アート展という良い機会に恵まれたので、思いっきり感情を書き表しました。
※2人が嘘を付く時の"クセ"が分かってくれるか少し不安です。(笑)