あなたへ-蝉

あなたは現在76才・小学2年生から強度の弱視で盲学校でお世話になり、点字を学んだそうですね。 あなたは盲学校の図書室にて点訳された本を借りて読んでいたけど、少女向けの本は限られていたとの事。 卒業してからは盲人センターから送って頂いた点訳本を一時は時を忘れて読みあさっていた様ですね。 でも、腱鞘炎になってからは点字を読むことが少なくなったとの事……。そんな中、点字しか読み書き出来ないあなたですが、最近ではその点字からも遠ざかっているとの事……。そんな中で、ページ数もちょうど良く、読みやすい点訳本に出会た事が嬉しくありがたい気持になったと言う事。あなたは、こうした点訳本を制作している人達に感謝の気持ちを手紙にしたためて下さいました。あなたのお気持ちを忘れず点字点訳をこれからも習得して行き、読みやすい本を制作して、あなたの手元に届けて行ければと考えました。 目が見えない事を考えれば本当に辛くて、と言うより見えないのだから辛いと言うより、絶望感の方が強くなって当たり前と思うけど、あなたは目の見えない事を受け入れて点字を学んで、点訳本が読める様になっ

たと言う事は本当に素晴らしい事と思います……。でも目の見える私は正直その事を考えているのかと……。 簡単な言葉、気持ちでは言えない事なので……。 あなたがこれからも点訳本が読める様に、あなたの気持ち考えも思いながら一字一字点字を打って点訳本を制作して行く事を約束致します。 あなたへ (2) あなたは、やはり視覚障害者であり点訳本を借りて読まれているとの事、あなたも、ちょうど良いページ数で読みやすい点訳本と言う事で喜んで下さいました。 あなた方から、点字点訳を制作をした私達、私にお礼の手紙を下さった事によって、もっともっと点字点訳を学んで、より良い点訳本を制作して行こうと強い気持ちになりました。又、点字技能師の資格を取ろうと言う気持ちと言うか、目標、夢となりました。 少しでも社会貢献が出来ればとの思いで一杯です。 あなたにもっともっと喜んでもらえる様に頑張って行きます。視覚障害者の人達のお役に立てる様に自分なりに出来る事をやって行きます。点訳本をもっともっと読んで下さる事を願っています。

作品タイトル

あなたへ

作者

作品本文

あなたは現在76才・小学2年生から強度の弱視で盲学校でお世話になり、点字を学んだそうですね。
あなたは盲学校の図書室にて点訳された本を借りて読んでいたけど、少女向けの本は限られていたとの事。
卒業してからは盲人センターから送って頂いた点訳本を一時は時を忘れて読みあさっていた様ですね。
でも、腱鞘炎になってからは点字を読むことが少なくなったとの事……。そんな中、点字しか読み書き出来ないあなたですが、最近ではその点字からも遠ざかっているとの事……。そんな中で、ページ数もちょうど良く、読みやすい点訳本に出会た事が嬉しくありがたい気持になったと言う事。あなたは、こうした点訳本を制作している人達に感謝の気持ちを手紙にしたためて下さいました。あなたのお気持ちを忘れず点字点訳をこれからも習得して行き、読みやすい本を制作して、あなたの手元に届けて行ければと考えました。
目が見えない事を考えれば本当に辛くて、と言うより見えないのだから辛いと言うより、絶望感の方が強くなって当たり前と思うけど、あなたは目の見えない事を受け入れて点字を学んで、点訳本が読める様になったと言う事は本当に素晴らしい事と思います……。でも目の見える私は正直その事を考えているのかと……。
簡単な言葉、気持ちでは言えない事なので……。
あなたがこれからも点訳本が読める様に、あなたの気持ち考えも思いながら一字一字点字を打って点訳本を制作して行く事を約束致します。

あなたへ (2)
あなたは、やはり視覚障害者であり点訳本を借りて読まれているとの事、あなたも、ちょうど良いページ数で読みやすい点訳本と言う事で喜んで下さいました。
あなた方から、点字点訳を制作をした私達、私にお礼の手紙を下さった事によって、もっともっと点字点訳を学んで、より良い点訳本を制作して行こうと強い気持ちになりました。又、点字技能師の資格を取ろうと言う気持ちと言うか、目標、夢となりました。
少しでも社会貢献が出来ればとの思いで一杯です。
あなたにもっともっと喜んでもらえる様に頑張って行きます。視覚障害者の人達のお役に立てる様に自分なりに出来る事をやって行きます。点訳本をもっともっと読んで下さる事を願っています。

作品ジャンル

手紙

展示年

2025

応募部門

テーマ部門①「あなたへ」

作品説明

点字・点訳のクラブ活動に入部をして学ぶ中、1冊の小説を点字・点訳をしています。それを、視覚障害者の人達が見られる場所があります。今回そうした中、実際に私が点訳、点字本として作成したのを手に取られて読んだ視覚障害者の人から、直接のお礼のお手紙を頂いた事もあり、これから先の自分に宛てた手紙を共に、視覚障害者の人達の為に少しでもお役に立てる事が出来ている自分の先の事を思って書きました。

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