作品タイトル
はばたけ とんぼ通信
作者
たかぼう
作品本文
以前、当所の医務診察で腰痛なので頭痛薬として飲んでいる鎮痛剤はきかずロキソニンという薬と下さいと願い出たら医務職員は胃が痛いというから出せませんと言うのです。では頭痛薬としてもらっている鎮痛剤を1日2回飲ませて下さいというと、過去のデータでそんなに飲んでないので出せませんと言うのです。結局、私の願いは叶いませんでした。こんな診察が有りますか! これは口答での対話なので隠蔽されるのが明らかです。他の収容者の話しですが緑内障なので適切な診察を願い出続けやっと6年後、社会の眼科専門医に診察してもらい、刑務職員は専門医に毎年診察に来るよう苦言を呈されたのです。失明の可能性がある疾患だというのに6年間ほったらかしです。社会では考えられない事が塀の中では日常飯事です。又、腰痛で悩んでいる収容者は以前、大手術し、ボルトが入っているのですが完治していないので腰痛が有り激痛が有る時はコルセット使用を願い出た処、適切な診察もせず願いは叶わず、その収容者が使用している人が居るじゃないですかと反論したら、何の前触れもなく、コルセット使用していた人は取り上げられたのです。こんな処置をされたらトラブルの原因で何も言えなくなります。言論の不自由です。
上記した案件は、処遇法56条、社会一般と同等の医療提供、又、62条、速やかな医療措置に反するのではないでしょうか。これまで視察委員や監査官に苦情を述べて来ましたが私の前では首肯しててくれるのですがその後、刑務所側との対談でどう結論ずけたのか分かりませんが以前と何も変らず現状維持です。きっと刑務所と視察委員や監査官は、なあなあで改善する気がないと認識しています。しかし、私達は体調不良になれば医務科に相談しなくてはいけませんが信頼出来ません。
このまま無言でいれば死活問題です。つきましては、社会に直接相談出来る医療機関の窓口が有れば、教示願いたく思います。又、存在しないのであれば、開設出来れば、この上ない幸せです。
復唱しますが私情を持ち込んだ差別的診察をやめるよう当所医務科に声を大にしていいたいです。余談ですがコロナ禍に各階に備付けマイクがあるのにも拘らず、ウイルスを持ち込む職員が大声を出して指示をするのです。飛沫が一番の感染原因だというのに私の苦情も届かず、現在もあっちこっちで職員が大声を出しています。昔の慣習に意固地になっているのです。
塀の中は矛盾な事ばかりです。助かる命もこれでは助かりません、改善される事を願っています。そして窓口が有る事を! 窓口が出来る事を!
作品ジャンル
お願い
展示年
2025
応募部門
テーマ部門②「お願い」
作品説明
札幌刑務所が、月1回発行している「時計台」の中に連載されているとんぼ通信を世の中に出してもらいたいです。
ポンコツな私の人生を変化させてくれたとんぼ通信を。